009 発達障害(3)・・・PDD、LD、ADHD・・・! |
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| 発達障害者支援法が掲げる発達障害で中心的なものは、次の3つの障害です。
○ 広汎性発達障害 PDD(Pervasive Developmental Disorder) ○ 学習障害 LD(Learning Disabilities) ○ 注意欠陥多動障害 ADHD(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)
一番目の「広汎性発達障害」というのは、以下のような発達障害の総称です。
○ 自閉症(自閉性障害)〔Autism〕 ○ アスペルガー症候群(障害)〔Asperger Syndrome〕 ○ レット症候群(障害)〔Rett's Disorder〕 ○ 小児期崩壊性障害〔Childhood Disintegrative Disorder〕 ○ 特定不能の広汎性発達障害〔PDD Not Otherwise Specified〕
「広汎性(Pervasive)」という用語は、「特異的(Specific)」と反対の概念の用語で、上記自閉症等の障害が「発達の幾つかの面における広範な障害によって特徴づけられる発達障害」であることから,「広汎性発達障害」と総称されています。
それでは、発達障害への理解を深めるため、発達障害と広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害の関係を示した分かりやすい模式図を紹介しましょう。
〔高機能自閉症・アスペルガー障害・ADHD・LDの子のSSTの進め方 田中和代・岩佐亜紀著 17頁より〕 関係模式図で、「学習障害」と「知的障害」が重ねられていないのは、たとえ学習障害のような症状が見られたとしても、知的障害がある場合は「学習障害と診断しない」ことになっているからです。
知的障害というのは、知能検査でIQ70乃至IQ75以下の場合をいいます。しかし、学校教育等で留意しなくてはならないのは、発達障害がなくても、IQ85乃至IQ90以下の場合は、学習内容の理解に相当苦労するという事実があることです。発達障害が重なるとさらに苦労するのだということを、よくよく承知しておかなければならないでしょう。
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2011年1月28日(金)21:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | 医療・福祉・教育・労働 | 管理
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