天井桟敷からのBLOG
 
 折々の思いを 気の向くままに綴ります
 



004 奇策は無節操な策で終わるのか それとも妙策となるのか・・・!

菅首相が、再改造内閣を発足させた。

経済財政、社会保障・税一体改革を担当する大臣に、自民党、立ち上がれ日本にあって、民主党の経済政策を指弾してきた消費税税率引き上げ論者である与謝野薫氏(72歳)を登用した。
菅首相の言によれば、「社会保障・税一体改革の責任者になってもらう」のだそうだ。
驚きの人事である。

そして、官房副長官に、元財務大臣で財政健全化・再建論者でもある藤井裕久氏(78歳)を充て、さらには、法務大臣には参議院議長経験者の江田五月氏(69歳)を充てた。
異例ずくめの組閣である。

国債発行額が税収を下回るなど、国債漬けで借金まみれの予算編成の我が日本・・・。
財政の健全化・再建は急務中の急務であり、もはや消費税の税率アップもやむを得ない崖っぷちの情況にまで来ていることは火を見るより明らかである。

一方、自民党に政策実現能力が蘇ったとも思えない。
そうした中で、現在、再度政権交代のために時間を浪費するゆとりは全くない。

であるならば、首相の奇っ怪な発想や緻密さのなさはともかく置いておいて、財政健全化・再建面については、与謝野経済財政大臣、藤井官房副長官、野田財務大臣等による実効ある施策の展開を期待したくなる。

国内・国際経済力再建面については、玄葉国家戦略大臣、海江田経済産業大臣、鹿野農林水産大臣等に再建環境整備を期待したくなる。

国土防衛面については、前原外務大臣、北沢防衛大臣、江田法務大臣等に外交力と自前の防衛力強化を図る道筋整備を期待したくなる。

しかしながら、与謝野氏の経済財政大臣への登用への民主党内部の戸惑いと反発は当然に強い。また、こけにされた自民党と立ち上がれ日本からの攻撃も必至である。
他の野党も同様の態度であり、情けないが国会はその機能が停滞することであろう。

今回の内閣改造は日本の起死回生にはほど遠い無節操な迷走策として終わるように思われてしかたがない。
やはり、民主党政権を継続させることは、日本再生のタイミングを大きく失うことになるのだろうか・・・。

党派の枠組みしがらみを超えて大同団結し、我が国が直面している破綻・沈没の危機だけは、乗り越えようとはならないものであろうか・・・。

少なくとも、逃げ癖のある菅首相が、各大臣の梯子だけは外さないことを祈る!


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2011年1月15日(土)10:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 政治・社会 | 管理

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